アクションカメラ用micro SDカード購入の際の押さえるべきポイントは5つ
先に結論から言ってしまうとアクションカメラ用のmicro SDカードを購入する際は以下の5つを満たしたものを購入しましょう。
- micro SDXCカードを選ぶ
- Class10を選ぶ
- UHSスピードクラス1以上
- Amazonでは購入しない
- 64GBのmicro SDカードを複数枚持つ
これらについて1つずつ解説していきます。
SDカード、SDHCカード、SDXCカードの違い
用量によって呼び方が異なります。
ただし、全てを総称してSDカードと呼ぶことも多いです。
アクションカメラは当然動画を撮影するので容量が大きいです。
そのため、アクションカメラで使用する場合は容量の大きいmicro SDXCカードを購入しましょう。
SDHCカード:4~32GB
SDXCカード:64GB~
Class10とは
SDカードのパッケージを見るとClass10などと大きく記載しているので、見たことがある人も多いはず。
このClassは読み書き時の最低保証速度を表しています。
つまり、Class10のSDカードは読み書き時のデータ転送速度が最低10MB/秒という意味になります。
UHSスピードとは
UHSはUltra High Speedの略で対応する機器で使用すればハイパフォーマンスが得られます。
UHSの規格にはUHS-ⅠとUHS-Ⅱがあり、UHS-Ⅰは最大104MB/秒、UHS-Ⅱは312MB/秒のデータ転送が理論上可能です。
また、最低速度を表すUHS Speed ClassではUHS Speed Class 1は10MB/秒、UHS Speed Class 3は30MB/秒の性能を表します。
ただし、これらの性能を発揮するには先ほども書いた通り対応した機器での使用が前提となります。
Amazonは偽物にあたる可能性も、、
SDカードを購入しようとしたときにAmazonでの購入を考える人も多いと思います。
しかし、AmazonでSDカードを購入することはおすすめしません。
上のレビューに書いてある通り、たとえ高評価で良さそうに見えても偽物にあたる可能性が高いからです。
Amazonで偽物が多い理由は以下の通りです。
・原価が安く利益率が高い
・転売ヤーの増加
・偽造が簡単
SDカードはシールを剥がしてしまえばどこのメーカーか分かりません。
そのため、ノーブランド品にちょっと本物っぽいシールを張り付ければすぐに偽造した大手メーカーのSDカードが作れてしまいます。
一方でSonyやCanonのカメラそのものを偽物を作ろうとするとすごく技術が必要で難しいです。
カメラそのものの質感や画質ですぐに偽物だとばれてしまいます。
SDカードはパッケージやシールさえ偽造すれば本物そっくりな偽物が簡単にできてしまいます。
しかも、転送速度に関してはよほどマニアックな人ではないと測定して調べたりしないので、一般の消費者が偽物と気づきにくい点も偽物が多い1つの理由になっています。
原価が安く利益率が高い
SDカードの原価は今となってはものすごく安いです。1枚数十円しかしないでしょう。
この原価が超安いSDカードに大手のハイクラスのSDカードのシールさえ張り付ければ原価の何十倍もの値段で売れます。
偽物を作る側としてもこれだけ利益率が高く、輸送コストもかからない家電製品は他にないと思います。
転売ヤーの増加
最近は少し下火になりましたが、一時期サラリーマンの副業として転売ヤーがかなり増えました。
彼らのやり方のほとんどは中国から個人輸入して日本で高値で売りさばくというものです。
当然転売ヤーは素人なので、真贋鑑定はできません。
そのため、仕入先のサイトに「本物」とか「正規品」と記載されていればそれを信じで仕入れます。
そして、仕入れた本人は本物だと思っているが、実際は偽物をAmazonで販売しているという構図ができあがります。
これは転売ヤー自身も問題ですが、誰でも簡単に出品できてしまうAmazon側の仕組も問題を大きくしている1つの要因です。
64GBのmicro SDカードを複数枚持つ
micro SDカードを購入する際は256GBのような大容量のものを1枚購入するのではなく、64GBのものを複数枚購入しましょう。
こちらは万が一micro SDカードが不調になったときのリスク分散のために行います。
micro SDカードはどれだけ高くてもやはり消耗品です。
ときにアクションカメラに入れて使用する場合、通常のカメラに比べて過酷な状況で使うことになるので、micro SDカードにも問題が起きる可能性が高くなります。
もし、256GBのmicro SDカードを1枚購入し、その中に今までの動画を全て入れてバックアップを取っていなかったときに、壊れたら今までの動画が全て消失します。
しかし、64GBのmicro SDカードを複数所有していれば、たとえ1枚壊れたとしても残りのカードに入っている動画は残すことができます。
このように万が一が起きた時に備えて、アクションカメラ用のmicro SDカードは64GBを複数枚所有しましょう。
アクションカメラ用おすすめmicro SDカード
ネット上で販売されているSDカードに関しては偽物の危険性も高いため、近くの家電量販店で購入する方が安全です。
しかし、家の近くに家電量販店がなかったり、店に在庫がない場合は家電量販店のオンラインショッピングから購入しましょう
サンディスクmicroSDXCカード Extreme
とにかく実績があるザ・王道のmicro SDカードを求めている方におすすめなのが、サンディスクのExtreamです。
サンディスクはフラッシュメモリーカードの世界シェアNo.1、国内シェアNo.1で実績、信頼性ともに最高のブランドです。
アクションカメラにしろ、他のカメラにしろ、サンディスクのmicro SDカードを選んでおけば間違いないです。
ただし、Sandiskはかなり偽物が多いため、購入するときは必ず大手の量販店などから購入しましょう。
・ビデオスピードクラス30(V30)
・UHSスピードクラス3(U3)
・CLASS10
・4K動画やフルHD動画に最適
・データ復旧ソフト「レスキュープロR デラックス」1年間利用特典付き
東芝 microSDXCカード EMU-A064G
こちらはドライブレコーダーや監視カメラなど常時撮影する方向けに作られた高耐久モデルのmicro SDカードです。
モトブロガーもアクションカメラを使う際は雨風に直にあたり、振動もかなり多い環境で使用するので、耐久性が高いこのmicro SDカードを選ぶことで万が一録画されていなかった事態を防ぎます。
ブランドも東芝で間違いないので、耐久性重視派に特におすすめです!
・最大5mの高さから落下しても、耐えられる耐衝撃性
・最大読取り速度98MB/秒、最大書込み速度65MB/秒
・ビデオスピードクラス30(V30)
・UHSスピードクラス3(U3)
・CLASS10
トランセンド microSDXCカード USD500S
コスパ重視派におすすめしたいのが、トランセンドのmicro SDカードです。
トランセンドはサンディスクに比べて価格は抑えながら、高性能なSDカードを多く出しているブランドです。
アクションカメラ購入もお金がけっこうかかるので、少しでも安くて高品質なmicro SDカードをお探しの方におすすめです!
・ビデオスピードクラス30(V30)
・UHSスピードクラス3(U3)
・CLASS10
・4K動画対応